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宅建は、2025年度だけで24万人以上が受験した人気資格です。通信講座の選択肢も多く、どこも「合格率○%」「合格者○名」と実績を打ち出しています。ただ、その数字は会社ごとに数え方が違い、そのままでは比べられません。
この記事では、主要4社(スタディング・フォーサイト・アガルート・ユーキャン)の宅建講座を、学習形式・質問と添削・合格実績の出し方・教育訓練給付で並べました。内容はすべて各社の公式サイトで確認したものです(2026年9月23日時点)。料金はキャンペーンで頻繁に変わるため載せていません。
結論:タイプ別の選び方
| こんな人 | 合いやすい講座 | 理由 |
|---|---|---|
| 費用を抑えて、スマホで進めたい | スタディング | 1動画5分から。価格を抑えた設計で、AIが復習問題を出し直してくれる |
| 短期間で、紙のテキストで仕上げたい | フォーサイト | フルカラーテキストと15分以内の講義。バリューセットは質問無制限 |
| 過去問と答練で演習量を積みたい | アガルート | 過去問10年分・答練・模試まで入ったカリキュラム。合格特典あり |
| はじめての資格勉強で、ペースを作ってほしい | ユーキャン | 添削7回、標準学習期間6ヵ月。受講生の7割が初学者 |
宅建試験のおさらい:合格率18.7%、学習時間300〜500時間

2025年度(令和7年度)の宅建試験は、受験者245,462名に対して合格者45,821名、合格率18.7%でした。合格点は50問中33点です(不動産適正取引推進機構の発表)。
2026年度(令和8年度)の試験は10月18日(日)、合格発表は11月25日の予定です。
学習時間は、一般に300〜500時間が目安とされています。社労士や行政書士に比べると短く、独学で合格する人も少なくありません。それでも受験者の8割以上が落ちる試験です。権利関係(民法)で点が伸びない、宅建業法で細かい数字を取りこぼす、という失敗が多く、ここを講座で効率よく押さえられるかが分かれ目になります。試験の全体像は宅建の難易度と勉強法にまとめています。
4社の比較表
| 項目 | スタディング | フォーサイト | アガルート | ユーキャン |
|---|---|---|---|---|
| 学習の中心 | スマホ・Web | 紙テキスト+eラーニング | 講義動画+紙テキスト | 紙テキスト+動画+添削 |
| 動画1本の長さ | 5分〜 | 最大15分以内の単元 | 公式に記載なし | 公式に記載なし(テキストと連動) |
| テキスト | フルカラーWeb版(上位コースに冊子) | フルカラー+デジタル版 | 紙+デジタルブック | 基礎3冊+実戦3冊(デジタル版あり) |
| 質問 | チケット制(コンプリートに10枚、追加購入可) | バリューセットは無制限(デジタルプランは10回) | フル30回/ライト10回 | 1日3問まで |
| 添削 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 7回(うち1回は模擬試験) |
| 合格実績の公表 | 2025年度の合格者1,230名(合格体験記の提出者数) | 合格率75.0%(2025年度・条件あり) | 一発合格率77.01%(令和7年・有料講座受講生) | 過去10年で合格者12,974名(アンケート回答) |
| 合格特典など | 合格体験談でデジタルギフト3,000円分 | 全額返金保証(バリューセット3・条件あり)、お祝い金 | 全額返金 または お祝い金1万円(フルカリキュラム・条件あり) | 教材到着後8日以内の返品可 |
| 教育訓練給付 | 対象外 | 対象(バリューセット1〜3) | 一部カリキュラムが対象 | 対象(一般教育訓練) |
| 価格帯 | 価格を抑えた設計 | 中位 | 高め | 中位 |
※内容は2026年9月23日時点で各社公式サイトに掲載されているものです。コースによって内容が異なる項目があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
合格実績の数字は、数え方が4社でバラバラ
- スタディング 1,230名:合格者の声(合格体験記)を提出した人の数。公式にも「全受講生を母数とした合格率ではありません」と書かれています
- フォーサイト 75.0%:全額返金保証制度の確認テスト・学力テストの条件を満たし、受験番号を提出した受講生で算出。算出方法は監査法人が確認
- アガルート 77.01%:有料講座受講生の「一発合格率」
- ユーキャン 12,974名:受講生アンケートで回答のあった、2015〜2024年の試験の合格者数
全国平均18.7%と比べて各社の数字が高いのは、分母を「一定の条件を満たした受講生」や「回答した人」に絞っているからです。どれが一番受かるかではなく、「やり切った人がどれくらい受かっているか」の目安として読んでください。
各社の特徴
スタディング:費用を抑えて、スマホで積み上げる
講義動画は1本5分から、再生速度は1.5倍・2倍にも変えられます。テキストはフルカラーのWeb版が基本で、上位コースには冊子版を付けられます。4社の中で最も価格を抑えた設計です。
間違えた問題をAIが最適なタイミングで出し直す仕組みがあり、宅建業法のような「覚えたつもりで忘れる」分野と相性がよい作りです。講師への質問はチケット制で、コンプリートコースに10枚付き、足りなければ買い足せます。
向いているのは、通勤時間や昼休みを勉強に回したい人、できるだけ費用をかけたくない人です。
フォーサイト:短期間で合格点を取りにいく
公式は「最短3ヵ月」での合格を打ち出しています。満点ではなく合格点をとるために範囲を絞るのが方針で、フルカラーテキストと最大15分以内の講義で進めます。デジタルテキスト「ManaBun」でスマホからも読めます。
バリューセットなら質問は回数無制限。バリューセット3には全額返金保証(確認テストの点数などの条件あり)が付き、教育訓練給付の対象にもなっています。
向いているのは、試験まで時間が少ない人、紙のテキストでまとめて覚えたい人です。
アガルート:演習量で点を積み上げる
初学者向けの「入門カリキュラム」、学習経験者向けの「中上級カリキュラム」、独学で限界を感じた人向けの「キックオフ宅建士」があります。入門カリキュラムには、直近10年分の過去問、過去問解説講座、過去問答練5回分、直前答練2回分、模擬試験まで入っています。
フルカリキュラムで合格すると「全額返金」か「お祝い金1万円」を選べます(合格体験記の提出などの条件あり)。一部のカリキュラムは教育訓練給付の対象ですが、合格特典とは併用できません。
向いているのは、一度受けて届かなかった人、問題を解く量で仕上げたい人です。
ユーキャン:添削7回でペースを作る
公式によると受講生の70.7%が宅建の学習がはじめての人です。基礎テキスト3冊と実戦テキスト3冊の構成で、基礎テキストは動画講義と連動しています。
ほかの3社との違いは、課題を提出して講師に添削してもらう形式が7回あることです。最後の1回は模擬試験で、本番前に実力を確かめられます。標準学習期間は6ヵ月で、試験までに6ヵ月ない場合は翌年の試験まで指導が続きます。質問は1日3問まで、教育訓練給付(一般教育訓練)の対象講座です。
向いているのは、はじめて資格の勉強をする人、締め切りがないと進められない人です。
この資格の講座を開いている通信講座です。料金やキャンペーンは頻繁に変わるため、ここには載せていません。申し込む前に、各社の公式サイトで最新の内容をご確認ください。
学習時間から逆算する:1日何時間なら何か月か
宅建の学習時間の目安(300〜500時間)を、1日の勉強時間で割るとこうなります。1か月を30日として計算しています。
| 1日の学習時間 | 300時間の場合 | 500時間の場合 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約10か月 | 約16.7か月 |
| 2時間 | 約5か月 | 約8.3か月 |
| 3時間 | 約3.3か月 | 約5.6か月 |
| 4時間 | 約2.5か月 | 約4.2か月 |
試験は毎年10月です。1日2時間なら5〜8か月かかるので、その年の試験を狙うなら、遅くとも2〜5月には始めたい計算になります。2026年の試験(10月18日)まではもう1か月を切っているため、今から始めるなら2027年の試験を目標にするのが現実的です。
1日1時間しかとれない人は、10か月以上かかります。この場合は、短い動画で少しずつ進められるスタディングや、添削の締め切りでペースを作れるユーキャンが続けやすい形です。
選び方の3つの軸
1. 費用をどこまでかけるか
宅建は独学でも受かる人が多い試験なので、講座にいくらかけるかは人によって大きく変わります。費用を抑えたいならスタディング、演習量と合格特典まで含めて考えるならアガルート、その中間がフォーサイトとユーキャンです。教育訓練給付を使えば、対象講座は受講料の20%が戻ります(条件あり)。
2. 試験までの残り時間
残りが3〜4か月しかないなら、範囲を絞る方針のフォーサイトが合います。半年以上あるなら、添削でペースを作るユーキャンや、演習を積むアガルートも選べます。
3. 分からないところをどう解決するか
権利関係(民法)は、テキストを読んでも納得できない箇所が出やすい分野です。気にせず質問したいならフォーサイトのバリューセット(無制限)、回数を決めて聞くならアガルートかスタディング、課題の添削で確かめたいならユーキャンです。
独学と通信講座、どちらがいい?
宅建は市販テキストも充実していて、独学で合格する人も多い試験です。
- 独学が向いている人:不動産や法律の知識が少しある、自分で計画を立てて守れる、過去問を何周も回せる
- 通信講座が向いている人:法律の勉強がはじめて、権利関係でつまずいた経験がある、一度独学で落ちている
独学で進める場合も、どのテキストを使うかで効率が変わります。宅建の市販テキストは宅建の難易度と勉強法の記事末尾で紹介しています。
よくある質問
Q. 2026年の試験に今から間に合いますか?
2026年の試験は10月18日で、残りは1か月を切っています。学習時間の目安は300〜500時間なので、これからゼロから始めて間に合わせるのは現実的ではありません。2027年の試験を目標に、早めに始めるのがおすすめです。スタディングやアガルートは、2027年試験向けのコースをすでに販売しています(2026年9月時点)。
Q. 合格率が一番高い講座を選べばいいですか?
おすすめしません。各社で合格率・合格者数の数え方が違うため、数字をそのまま比べることはできません。自分が最後まで続けられる形式かどうかで選んでください。
Q. 教育訓練給付は使えますか?
フォーサイト(バリューセット1〜3)、アガルート(一部カリキュラム)、ユーキャンが対象です。雇用保険の加入期間などの条件があるので、申し込む前にハローワークで自分が対象かどうかを確認してください。アガルートは、教育訓練給付を使うと合格特典が受けられません。
Q. 働きながらでも合格できますか?
できます。1日2時間なら5〜8か月が目安です。ユーキャンは「宅地建物取引士講座では、88%の方が働きながら合格」と公表しています(受講生アンケートの回答結果)。
まとめ
- 宅建試験は合格率18.7%(2025年度)、学習時間は300〜500時間が目安
- 費用を抑えてスマホで進めるならスタディング、短期間で紙で仕上げるならフォーサイト
- 演習量と合格特典ならアガルート、添削でペースを作るならユーキャン
- 各社の合格実績は数え方が違うので、横に並べて比べない
- 2026年の試験は10月18日。今から始めるなら2027年の試験が目標
どの講座も、無料体験や資料請求で教材を確かめられます。1日の勉強時間と、試験までの残り月数を先に決めてから選ぶと、迷いが少なくなります。


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