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宅建の勉強では「過去問が大事」とよく言われます。けれども、どこで手に入れて、何年分を、何周すればいいのかまで書いてある説明は多くありません。古い問題をそのまま覚えて、法改正で答えが変わっていた、ということも起きやすい試験です。
先に結論を書きます。宅建の過去問は、試験を実施している不動産適正取引推進機構(RETIO)が、昭和63年度から令和7年度までの38年度分を無料で公開しています。使い方は、直近10年度分(平成28年度〜令和7年度の12回・600問)を、分野別→×と△の解き直し→年度別の2時間通し、の順に3周するのがおすすめです。
この「10年度分・3周」はRETIOが示している数字ではなく、この記事の推奨です。理由と、法改正の扱い、肢(選択肢)ごとに理解を確かめる方法まで、その場で使える形でまとめました。試験の仕組みや数値は、RETIOの公式サイトで2026年11月1日に確認したものです。試験の全体像は宅建の難易度と合格率で先にご覧ください。
宅建の過去問はRETIOのサイトで無料で手に入る

38年度分・40回分の問題と正解番号
宅建の過去問は、RETIOのサイトの「過去の試験問題」のページで公開されています。2026年11月1日時点で公開されているのは、昭和63年度から令和7年度までの38年度分です。令和2年度と令和3年度は、10月と12月の2回試験があったため別々に載っていて、回数で数えると40回分になります。
公開されているのは試験問題と正解番号表です。お金も登録もいりません。ただし、載っているのは「何番が正解か」までです。なぜその番号が正解で、ほかの肢がなぜ違うのかは、テキストで自分で確かめるか、解説の付いた市販の問題集などで補う必要があります。
令和8年度(2026年10月)の分はいつ見られるか
令和8年度の試験は2026年10月18日に終わりました。合格発表は2026年11月25日(水)9:30の予定で、このときRETIOのサイトに合格者の受験番号・合否判定基準・正解番号が載ります。合格発表で載る正解番号は、翌年7月末まで掲載されます。
今年受けた人が自己採点の答え合わせをするなら、11月25日の発表を待つのが確実です。来年受ける人は、まずは令和7年度までの公開分で始めて問題ありません。
転載の扱い:自分で解くのはよいが、問題文を人に見せない
過去問のページそのものには「無断転載禁止」といった個別の注意書きはありません。ただ、RETIOのサイト全体の著作権のページには、掲載情報は著作権で守られていて、私的使用や引用など著作権法で認められた場合を除き、無断で転載することはできないと書かれています。無断で内容を変えることもできません。
つまり、ダウンロードして自分で解く、印刷して書き込む、という使い方は問題ありません。一方で、問題文をブログやSNSに載せる、まとめて人に配る、といった使い方は避けた方が安全です。この記事でも、過去問の問題文は一切載せていません。例を出すときは「どんな論点が問われたか」だけを言葉で説明します。
PDF以外で解くなら:問題集・アプリの選び方
PDFを印刷して解くのは手間がかかるうえ、解説がありません。市販の過去問題集や過去問サイト・アプリを使う場合は、次の3点を見て選ぶと失敗が少なくなります。
- 肢ごとに解説があるか:正解の番号だけでなく、4つの肢それぞれが○か×か、その理由まで書いてあるもの
- 今の法律に合わせて直してあるか:古い年度の問題を、改正後の法律で解けるように直しているか、「改題」「旧法」などの注記があるか
- 年度と問番号が書いてあるか:どの年度の何問目かがわかれば、RETIOの原本と照らし合わせられます
2つ目が特に大切です。理由は、このあとの「法改正で答えが変わる古い問題の扱い」で説明します。
何年分・何周やればいいか(この記事の推奨)

直近10年度分(12回・600問)を中心にする
おすすめは、平成28年度から令和7年度までの10年度分です。令和2年度・令和3年度が2回ずつあるので、回数では12回、問題数では1回50問×12回で600問になります。これはこの記事の推奨で、RETIOが示している数字ではありません。
10年度分を勧める理由は2つあります。
- 同じ論点を、違う聞き方で何度も見られる:資格のミカタでこの12回分の論点を数えたところ、宅建業法の「重要事項説明(35条)」は12回すべてで出題され、合計30問ありました。権利関係の借地借家法(借地・借家)や区分所有法、不動産登記法も、12回すべてで毎回1問ずつ出ています。10年分あれば、よく出る論点を10回以上、角度を変えて解けます
- 古すぎる問題ほど、法改正の影響が大きくなる:10年より前の問題は、今の法律では答えが変わるものが増えます。直して使う手間が増えるので、最初から手を広げる必要はありません
どの論点がどれだけ出ているかの詳しい数字は、宅建の頻出論点ランキングにまとめています。
なお、10年度分のうち平成28年度〜令和元年度の4回分には、法改正の前の法律で作られた問題が多く含まれます。この4回分は、今の法律に直した解説で解くか、論点の確認用と割り切って使ってください。今の法律のまま解けるのは、令和2年度以降の8回分(400問)が中心になります。
3周の回し方
同じ600問を3回、同じやり方で解くのはおすすめしません。周ごとに目的を変えます。
| 周 | やり方 | 目的 | 時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 1周目 | 分野別に解く。たとえば「宅建業法」なら12回分の業法の問題だけを続けて解く。1問ごとに4つの肢すべての解説を読む | どんな論点が、どんな聞き方で出るかを知る | 1問3〜5分 |
| 2周目 | 1周目で×と△を付けた問題だけを解き直す | 弱点をつぶす。間違いノートを育てる | 1問3分前後 |
| 3周目 | 年度別に1回分50問を、本番と同じ2時間で通して解く。新しい年度から4〜5回分 | 時間配分と集中力の練習。分野ごとの点数を出す | 1回2時間+見直し1時間 |
※周の分け方と時間の目安は、この記事の推奨です。RETIOが示しているものではありません。
1周目を分野別にするのは、同じ論点を続けて解くと「この論点は毎回このあたりが聞かれる」という形が見えやすいからです。宅建業法は講座会社の区分で50問中20問(例年の目安)と一番多いので、最初に回すと手応えをつかみやすくなります。
3周目を年度別の通しにするのは、本番の2時間(13:00〜15:00)の中で、50問を解き切る練習をするためです。平均すると1問あたり2分24秒です(120分÷50問の計算)。
どれくらいの時間がかかるか
上の目安で数えると、1周目の600問に約40時間、2周目に10〜15時間、3周目の通し5回分に約15時間で、合わせて65〜70時間前後です(この記事の概算)。講座会社が示す宅建の学習時間の目安は、300時間前後から500時間まで幅があります(スタディング・ユーキャン・伊藤塾など各社の目安)。そのうち2割前後を過去問に使うイメージです。勉強時間全体の組み立ては宅建の勉強時間と独学スケジュールで詳しく書いています。
3周で終わりにしない
「何周」と聞かれると3周と答えましたが、正確には3周したあとも、×と△が残っている問題だけは、なくなるまで回します。○の問題を何度も解き直しても、得点は伸びにくいからです。周の数よりも、「×と△がいくつ残っているか」を数える方が、仕上がりを正しく測れます。
「過去問だけで受かる?」への答え:肢ごとに理由を言えるか

過去問を中心に勉強して合格する人はいます。ただし、それは「過去問の答えの番号を覚えた人」ではなく、「過去問を使って、論点を理解した人」です。
宅建の本番で、過去問とまったく同じ問題が出るわけではありません。同じ論点でも、事例の人物や数字、聞く順番が変わります。前の年に正しい肢だった文が、少し言葉を変えて誤りの肢として出ることもあります。答えの番号や、正しい肢の文だけを覚えていると、聞き方が変わったときに対応できません。
4つの肢それぞれに「○か×か」と「理由」を付ける
宅建は四肢択一です。理解できているかどうかは、正解の番号ではなく、4つの肢すべてに「○か×か」と「その理由」を言えるかで確かめます。やり方は次の3つです。
- 肢ごとに○×を書く:正解の番号を選んで終わりにせず、4つの肢の横に○か×かを書きます
- 理由を1行で書く:「なぜ×か」を、テキストのどのルールに当たるかで1行にします
- ×の肢を○に直す:×の肢は、どこを変えれば正しい文になるかを書きます。これができれば、その肢の論点は理解できています
例:クーリング・オフの問題をどう分解するか
問題文は載せられないので、論点だけで説明します。宅建業法のクーリング・オフは、社内で数えた12回分のうち11回で出題されている論点です。1つの問題の中に、次のような別々の論点が肢として並ぶことがよくあります。
- どこで申込みをしたか:申込みの場所によって、クーリング・オフできるかどうかが変わる
- どう告げられたか:クーリング・オフできることを書面で告げられたかどうか
- いつから数えるか:期間をどの日から数えるか
- 特約は有効か:買主に不利な特約を付けた場合の扱い
この問題で正解の番号だけを覚えると、手に入るのは「1つの事例の答え」だけです。4つの肢に理由を付けると、1問で4つのルールを確かめることになります。同じ600問でも、得られる知識の量が大きく変わります。
解けたかどうかを分ける3段階
解いた問題は、次の3段階で印を付けます。2周目に何を解き直すかがはっきりします。
| 印 | 状態 | 2周目 |
|---|---|---|
| ○ | 正解し、4つの肢すべてに理由を言える | 解かない |
| △ | 正解したが、勘や消去法だった/理由を言えない肢がある | 解き直す |
| × | 不正解 | 解き直す(間違いノートに書く) |
ポイントは△です。正解していても、理由を言えない肢が1つでもあれば△にします。合格点は1点単位で決まるので、「たまたま当たった」問題を本番で落とさないようにしておくことが大切です。
ためしに、宅建業法の問題を1問解いてみてください。解いたら、4つの肢それぞれに理由を言えるか確かめてみましょう。
法改正で答えが変わる古い問題の扱い

試験は「その年の4月1日現在の法令」で出る
RETIOによると、宅建試験は試験を行う年度の4月1日現在で施行されている法令で出題されます。過去問は、その問題が出た年の法律で作られています。そのため、あとで法律が変わると、過去問の正解が今の法律では正解でなくなることがあります。
宅建は民法・宅建業法・都市計画法など、法律を中心に問われる試験です。年度が古い問題ほど、この影響を受けやすくなります。
どんな変わり方があるか
資格のミカタで平成28年度〜令和7年度の12回分を数えたとき、平成28年度〜令和元年度の4回分(200問)のうち22問を、今の法律では前提や答えが変わる「旧法」の問題と判断しました(社内での分類です)。変わり方には、たとえば次のような型があります。
| 変わり方 | 例 | 過去問での注意 |
|---|---|---|
| 言葉ごと変わった | 売主の「瑕疵担保責任」が「契約不適合責任」に変わった | 古い問題の用語は、今の用語に置きかえて考える。中身のルールも変わっているので、解説を今の法律で読み直す |
| 効果が変わった | 錯誤による意思表示が、以前は「無効」、今は「取消し」になった | 正解の肢が逆になることがある。古い問題の正解番号をそのまま信じない |
| 法律の名前が変わった | 宅地造成等規制法が、盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)に変わった | 法令上の制限は、法律ごと作り直されていることがある。古い問題は論点の確認程度にする |
| 数字や計算が変わった | 宅建業法の報酬の計算(低廉な空家等の特例など) | 計算問題は、今のテキストの基準で解き直す |
※どの法律がいつ改正されたかの細かい点は、使っているテキストの最新版で確かめてください。
古い問題を使うときの3つのルール
- RETIOの正解番号を、そのまま今の答えにしない:公開されている正解番号は、その年の法律での正解です
- 改題・注記のある問題集を使う:古い年度を解くなら、今の法律に直してあるものを選びます
- 迷ったら今のテキストが正:過去問の解説と今のテキストが食い違ったら、テキストの発行年と、改正の有無を確かめます
直近10年度分を終えて、まだ時間がある人は、さらに前の年度に手を広げてもかまいません。ただし、上の3つを守れる範囲にとどめます。広く浅く解くより、10年度分の×と△をゼロにする方が、得点には結び付きやすいはずです。
来年の受験では「次の4月1日」にも注意
令和9年度(2027年)の試験は、2027年4月1日現在の法令で出題されることになります。秋から勉強を始めた人は、春にテキストの改正点の情報(追補や改訂版)を確かめておくと安心です。
×と△の解き直しと、間違いノートの作り方

間違えた問題の解説を読んで「なるほど」で終わると、2週間後にまた同じ論点で間違えます。解説を読んだら、なぜ間違えたのかを短く書き残しておきます。
間違えた理由を3つに分ける
宅建の間違いは、だいたい次の3つのどれかです。理由によって、やり直し方が変わります。
| 理由 | 例 | やり直し方 |
|---|---|---|
| 知らない | そのルールをテキストで読んだ覚えがない | テキストのその項目を読み直し、ルールを1行で書く |
| 取り違えた | 似たルールを混同した(例:35条の重要事項説明と37条書面の記載事項) | 2つを表にして並べ、違いを書く |
| 読み違えた | 「誤っているもの」を「正しいもの」と読んだ/事例の登場人物を取り違えた | 問題文の「正しい」「誤っている」に印を付ける。権利関係は登場人物の関係図を描く |
自分の×が、どの理由に偏っているかを見るだけでも、勉強のやり方を変えるヒントになります。「知らない」が多ければインプットが足りず、「取り違えた」が多ければ、似たルールどうしの比べ方が足りていません。
宅建で「取り違え」が起きやすい組み合わせ
宅建業法には、似ているけれど中身が違うルールがたくさんあります。たとえば次の組み合わせは、間違いノートでは1つずつではなく、表で並べて覚えると混同が減ります。
- 35条(重要事項説明)と37条書面:いつ、誰に、何を書くか。社内で数えた12回分では、35条が合計30問、37条が合計25問で、どちらも毎回出ています。2つを比べる問題も出ています
- 営業保証金と保証協会:お金を預ける先、金額、還付の流れ
- 一般媒介・専任媒介・専属専任媒介:有効期間、報告の頻度、指定流通機構への登録
権利関係なら、借地と借家、普通の賃貸借と定期の賃貸借、のように「似た制度の比較」で覚える論点が中心になります。
間違いノートは「論点・ルール・ひっかけ」の3点で書く
間違いノートは、きれいにまとめる必要はありません。1つの×につき、次の3点を1〜2行ずつ書けば十分です。
- 論点:どのテーマの話か(例:クーリング・オフの申込み場所)
- ルール:正しいルールを自分の言葉で1行
- ひっかけ:どこを変えると×になるか(例:申込みの場所と契約の場所が違う事例)
問題文を書き写す必要はありません。書き写すと時間がかかるうえ、「その問題の答え」を覚える方向に進みやすくなります。ルールとひっかけの形だけを残します。
解き直しは「間をあけて」
×を付けた問題を、解説を読んだ直後に解き直しても、答えを覚えているので正解できてしまいます。2周目の解き直しは、数日から1週間ほど間をあけてから行います。そのときに4つの肢すべてに理由を言えたら、印を○に変えます。過去問の解き方の一般的なコツは、過去問の効果的な使い方でもまとめています。
過去問で論点をつかんだら、同じ論点を別の聞き方で解いてみると、本当に理解できているかを確かめられます。学習アプリ「ごうかくっ!」には、宅建のオリジナル問題が470問あり、宅建業法・権利関係・法令上の制限・税その他・5問免除科目の5分野すべてに、肢ごとの解説が付いています。過去問とは別に作った問題なので、過去問の答えの番号を覚えているだけでは解けません。わからなかったテーマは、カワセ先生の3分前後の動画レッスン(全99本)で確かめられます。毎日の「今日の3問」もあり、登録は無料です。
過去問はいつから始めるか:12ヶ月の計画表(例)

テキストを読み終えるのを待たない
テキストを全部読み終えてから過去問に入ると、読み始めのころの内容を忘れていて、結局テキストに戻ることになりがちです。テキストを1分野読み終えたら、その分野の過去問を解く、と交互に進める方が定着します。過去問は「最後の仕上げ」ではなく、インプットと同時に始めるものと考えてください。
来年10月の試験に向けた12ヶ月の例
令和9年度(2027年)の試験日は、2026年11月1日時点でまだ公表されていません。原則の「10月の第3日曜日」に当てはめると2027年10月17日になりますが、これは計算上の推定で、公式の日程ではありません。下の表は、この推定を前提にした例です。
| 時期 | テキスト | 過去問 |
|---|---|---|
| 11月〜2月 | 宅建業法→権利関係の順に1周 | 1周目:読み終えた分野から分野別に解く |
| 3月〜5月 | 法令上の制限→税・その他。改正点の情報を確かめる | 1周目の残り。2周目(×と△)を業法から始める |
| 6月〜7月 | 苦手分野の読み直し | 2周目を全分野で終える。7月は受験申込み(例年7月)を忘れない |
| 8月〜9月 | 間違いノートの見直し | 3周目:新しい年度から2時間の通しを4〜5回 |
| 10月 | 間違いノートだけ | ×と△の残りを最後まで回す |
※時期の割り振りはこの記事の推奨です。受験申込みは、原則としてインターネットが7月上旬〜下旬、郵送が7月上旬〜中旬です(令和8年度はインターネットが7月1日〜7月31日、郵送が7月1日〜7月15日でした)。令和9年度の日程は、公表されたらRETIOのサイトで確認してください。
6ヶ月や3ヶ月で受ける場合も、順番は同じです。期間が短いほど1周目を分野別に急ぎ、3周目の通しの回数を減らして、×と△の解き直しに時間を回します。期間別の計画は宅建の勉強時間と独学スケジュールにあります。
通し演習の点数はどう見るか
3周目の通し演習では、総合点だけでなく分野ごとの点数を記録します。宅建の合格点は、平成28年度〜令和7年度の12回で33点〜38点でした(50問中・RETIO公表)。年によって5点ほど動くので、過去の合格点ぎりぎりではなく、余裕を持った点数を目標にします。分野別の目標点の例は宅建の合格点の推移と科目別の目標点で紹介しています。
| 分野(講座会社の区分) | 問数(例年の目安) | 得点 | ×の主な理由 |
|---|---|---|---|
| 権利関係 | 14問 | /14 | (例:登場人物を取り違えた) |
| 法令上の制限 | 8問 | /8 | (例:数字を知らない) |
| 税・価格の評定 | 3問 | /3 | (例:税の特例を混同した) |
| 宅建業法 | 20問 | /20 | (例:35条と37条を取り違えた) |
| 5問免除科目 | 5問 | /5 | (例:統計を押さえていない) |
※問数は講座会社の区分による目安です。RETIOは科目別の問数を公表していないので、年度ごとの配置は正解番号表と問題PDFで確かめてください。
登録講習を修了した5問免除の人は、45問を1時間50分(13:10〜15:00)で解きます。通し演習も、例年の免除科目(問46〜50)を除いた45問を、1時間50分で解く形にそろえてください。
よくある質問

Q. 10年より前の過去問はやらなくていいですか?
最初からやる必要はありません。まずは直近10年度分の×と△をなくす方が先です(この記事の推奨)。それでも時間が余るなら、今の法律に直してある問題集で、苦手な論点だけを古い年度から拾う使い方がおすすめです。RETIOの原本をそのまま解く場合は、正解番号がその年の法律での答えであることを忘れないでください。
Q. RETIOのPDFと市販の問題集、どちらを使えばいいですか?
RETIOのPDFは無料で、本番と同じ見た目で解けるのが長所です。ただ、解説はなく、古い年度は今の法律に直されていません。1周目と2周目は肢ごとの解説がある問題集やアプリ、3周目の通し演習の何回かはRETIOのPDFを印刷して本番と同じ形で、と使い分けると両方の良さを生かせます。
Q. 通し演習で何点取れたら仕上がりですか?
公式の基準はありません。目安としては、直近の年度の通し演習で、その年の合格点を数点上回る点数を、年度を変えて何度か出せることです。これはこの記事の目安で、合格を保証するものではありません。過去問は一度解いた問題なので、本番より点数が高く出やすいことも考えに入れてください。
Q. 過去問を一通り終えたら、次は何をすればいいですか?
×と△が残っていれば、それをなくすのが先です。そのうえで、答えを覚えていない新しい問題で、論点の理解を確かめます。予想模試や、オリジナル問題を収録した問題集・アプリが向いています。たとえば「ごうかくっ!」のオリジナル問題470問は、5分野すべてに肢ごとの解説が付いていて、登録は無料です。講座を使うかどうか迷っている人は、宅建の通信講座の比較も参考にしてください。
Q. 今年落ちた場合、同じ過去問をもう一度やるべきですか?
同じ10年度分を使ってかまいません。ただし、○の問題をもう一度最初から解く必要はありません。去年の×と△、そして今年の本番で落とした分野から始めます。合格発表のあとの動き方は、宅建に落ちたらやることにまとめています。
まとめ

- 宅建の過去問は、RETIOが昭和63年度〜令和7年度の38年度分(40回分)の問題と正解番号表を無料で公開している。解説はない
- 自分で解く・印刷して使うのはよいが、問題文をネットに載せたり人に配ったりはしない(RETIOの著作権の規定)
- 直近10年度分(12回・600問)を、分野別→×と△の解き直し→2時間の通し、の順に3周する。その後も×と△がなくなるまで回す(この記事の推奨)
- 試験はその年の4月1日現在の法令で出る。古い問題の正解番号をそのまま信じず、今の法律に直した解説で解く
- 正解の番号ではなく、4つの肢すべてに「○か×か」と「理由」を言えるかで理解を確かめる
試験の全体像(合格率・難易度・勉強法)は、宅建の難易度と合格率にまとめています。





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